うつ病の難しさは誰にでも憂鬱はあるという事です。ですから一般的な憂鬱とうつ病という病気の憂鬱はしっかりと区別し判断しなければなりません。
境目がはっきりしないのもうつ病の特徴でここからが病気であるうつ病でここまでなら一般的な憂鬱感というしっかりした仕切りはありません。
悲しい出来事があれば人間誰しもが憂鬱になります。しかし、知らない間に消え去るのが一般的な憂鬱感ですがうつ病である憂鬱は消えることがありません。
悲しい出来事をいつまでも受け入れることが出来ない状況もうつ病と言えます。
健康ならば少し時間が経てばすべての出来事を受け入れることが出来、自然にうつ状態は改善されるものですが数週間、数年にわたり鬱の状態が続くことでうつ病としてはっきりしてきます。
特徴もあります
誰にでも起こる鬱の状態は何かの出来事の直後に現れます。しかし、多くのうつ病患者には何かの出来事の直後ではなく、しばらく時間をあけてやってくる事も少なくありません。
つまり時間差で症状が現れる事も多いのです。
一般的な鬱にはあまり見られない現象です。つまりある出来事によってうつ病になるという分かりやすい状況が見られない為に周りも鬱の状態であることが分かりにくいという大きな問題もあるのです。
中には本人でさえ鬱になっている理由が分からない人もいます。本人ですら把握してない状況を周りが理解する、気づくことはさらに難しいのです。
になっている事もこれらの理由から分かります。
うつ病は春に増える!?
うつ病はだれにでも起こる病気です。一般的には若い女性に多いとされますが、近年は老人性うつや男性のうつも顕著にみられるようになってきており、
しているという印象が強いです。そして、近年うつ病に関してあるひとつの傾向がわかってきているのです。
それは、うつ病が発症しやすい季節に関する傾向です。実は、うつ病は春に増加する傾向があるのです。
そもそも、春という季節は意外と病気を発症しやすい季節なのです。
気候的にも非常に過ごしやすく、楽しく朗らかな季節であるという印象は確かに強くはありますが、春に病気を発症しやすい理由も、ある程度解明されています。
その理由とは、寒い冬の間、継続的に身体が緊張状態にあったところ、春になって暖かくなるとその緊張が弛緩し、それまで発症しなかった病気も表面化しやすくなる、というものです。
うつ病が春に増加することと、今挙げた理由とが何らかの因果関係で結ばれているのかどうかは定かではありませんが、原因として考えられるかもしれません。
また、春というのは何かにつけて新しい生活が始まる季節であるというのは、みなさんもご自身で何度となく経験されたのではないでしょうか。
季節の変わり目、生活の変化というのは、自分でも気づかないうちにストレスを蓄積しやすくなります。
ですから、そのストレスをうまく発散してあげないと、精神的に参ってしまい、その状況が継続してしまうと、うつ病を発症してしまうことも十分考えられます。
精神的なストレス以外にも、肉体的なストレスが精神を乱すというケースが多々見られます。春という季節は、そういったトラブルも生じやすい季節であることが知られています。
というのも、春は一年でもっとも寒暖の差が大きくなりやすい季節で、その寒暖差に身体がついていかないために、自覚しないストレスを知らず知らずのうちに蓄積させてしまうことが少なくないのです。
そうした潜在的な肉体的ストレスが、やがて精神のバランスを崩していくのです。そうした理由も、「春にうつ病を発症しやすい」という統計的な結果と合致するわけです。
もちろんこれらのことは、何らかの理由が明確になっているというわけではありません。
ただ、統計的に「春にはうつ病の発症率が高まる」というデータを考えるヒントとして、後付的な理由としては合致するファクターが思った以上に多いということがおわかりいただけたのではないでしょうか。
いずれにしても、傾向がある以上は、「春には要注意」という意識は少なくとも必要かもしれませんね。
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