うつ病の末期的症状は、初期的症状、中期的症状に比べて非常に深刻であると言えます。身体の保全にすぐさまかかわるような状況と考えるべきです。
中期的症状では、「自殺願望」が定期的、不定期的に起こりますが、末期的症状では、
ことがままあります。
しかも、自殺衝動の場合、浮沈(躁鬱)の差が大きい時期により顕著であると考えられ、どちらかと言えば
です。終末期的段階に見られる症状は、強い自殺願望、激しい自殺衝動、深刻な自傷行為、まれに幻覚や幻聴をともなうケースもあると考えられています。
ただ、幻覚や幻聴の場合、統合失調症へ移行、あるいは失調症を併発している可能性もありますので、このあたりは治療に慎重を要します。
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入院治療が必要になることも
この段階になると、医師の治療でも自殺衝動を抑制することが難しいことも多く、最悪の場合、死を選択するというケースもあります。
ですから、この段階の症状が認定された場合には、入院治療が必要であるという判断を下す医師も多いです。
ただ、うつ病全体の中の入院率というのはそれほど高くはありません。これは、近年の投薬治療、あるいはカウンセリング治療の進歩がその理由になっていると考えれます。
この段階の症状では、とにかく一刻を争うこともありますので、すぐにでも病院に行き、医師の診断を仰ぐことが肝要です。
ただ、この段階まで家族や知人が誰も気づかないということはおそらくないと思われます。
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